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かんたけ内科クリニック|咳、鼻水、喉の痛み、発熱、下痢、嘔吐、腹痛など|海浜幕張

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-38 
幕張ベイパークメディカルセンター 3F
043-275-0000

内科

Internal medicine

かんたけ内科クリニック|咳、鼻水、喉の痛み、発熱、下痢、嘔吐、腹痛など|海浜幕張

内科

内科内科ではかぜや胃腸炎といった比較的よくみられる急性疾患から、高血圧症、脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病まで幅広く診療しています。また、何らかの症状はあるもののどの診療科を受診していいかよく分からない場合や、職場の定期健康診断で異常を指摘された場合などもご相談いただければと思います。

 

こんな症状がある場合はご相談ください

  • 熱が出た、熱が下がらない→新型コロナウイルス感染症の流行のため時間帯を分けて診察しています。
    発熱している場合は受診する前に電話でご連絡ください。
  • 咳・鼻水がでる、喉が痛い
  • お腹が痛い
  • 吐き気がある、嘔吐した
  • 胸やけがする、むかつきがある
  • 便秘、下痢をしている
  • 食欲がない、体重が減った、疲れやすい
  • 頭が痛い
  • 動悸がする、胸が痛い・圧迫感がある
  • 立ちくらみがする
  • 体重が増えた、むくみがある
  • 尿に異常がみられる(残尿感、排尿時の痛み、頻尿、血が混じる) など

内科の主な対象疾患

生活習慣病

内科内科

生活習慣(食事・運動・飲酒・喫煙・ストレスなど)が関与し発症する疾患が生活習慣病です。
高血圧症・糖尿病・脂質異常症・高尿酸血症などが当てはまります。
まずは生活習慣で改善できる点を検討し、それでも良くならない場合は内服治療を行いましょう。
いずれの病気も自覚症状に乏しいことが多く、症状が出たときには進行していることが多いので無症状だからと言って放置しないようにしましょう。

高血圧症

医療機関や健康診断で測定した血圧が140/90mmHg以上(自宅での測定では135/85mmHg以上)で高血圧症と診断されます。血圧は常に変動しますので安静にした状態で繰り返し測定しても基準値を超えるならば高血圧症の可能性は高いでしょう。
高血圧症には大きく分けて本態性高血圧症と二次性高血圧症があります。
いわゆる「高血圧」と言われているのは本態性高血圧症であり高血圧症の大部分(約90%)を占めます。
しかし、若いのに非常に血圧が高い、降圧薬を内服しているのに血圧が十分に下がらないなどがあれば二次性高血圧症の可能性も考える必要があります。
血圧が高い状態が続くと、脳卒中や心筋梗塞、心不全、腎臓病など様々な病気を起こしやすくなります。
血圧を適正な値にコントロールしこういった病気にならないようにすることが高血圧症治療の目的です。

 

治療について

生活習慣病に共通していますが、まずは生活習慣の改善(食事・運動など)に取り組みます。
日本人男性は1日あたり9〜10グラム、女性は8〜9グラムの塩分を摂取しているという統計がありますが高血圧症予防のためは男性8グラム未満、女性7グラム未満が推奨されており高血圧症の人に対しては6グラム未満が推奨されています。減量についてですが肥満があり血圧が高いケースでは4kgの減量で4mmHgの血圧低下がみられたとの報告があります。飲酒、喫煙の習慣がある人はその習慣を変えることでも降圧効果が期待できます。生活習慣を改善してもまだ血圧が高い場合は薬物治療を行います。降圧薬には作用の異なる薬剤が複数ありますので必要に応じていくつかの薬剤を組み合わせて内服します。

 

脂質異常症

血液中の悪玉コレステロール(LDL-C)・善玉コレステロール(HDL-C)・中性脂肪(トリグリセリド)の数値が基準値を逸脱するのが脂質異常症です。

 

脂質異常症の診断基準(空腹時採血)

高LDLコレステロール血症 LDLコレステロール≧140mg/dL
(境界域LDLコレステロール血症 120~139mg/dL)
低HDLコレステロール血症 HDLコレステロール<40mg/dL
高トリグリセリド血症 中性脂肪≧150mg/dL
高Non-HDL血症≧170mg/dL
(境界域LDLコレステロール血症 150~169mg/dL)
※Non-HDLは総コレステロール値からHDLコレステロール値を引いたもの

体内には4つの脂質(コレステロール、中性脂肪、リン脂質、遊離脂肪酸)があります。いずれも身体に必要なものであり、すべてが有害というわけではありませんが脂質が過剰になると動脈硬化が進行しやすくなります。大部分の脂質異常症は飽和脂肪酸やコレステロールの多い食生活、運動不足、肥満、喫煙といった生活習慣が発症の主な原因です。
また、家族に脂質異常症や脳卒中や心筋梗塞の方が多い場合は遺伝が関係している可能性があります(家族性高コレステロール血症)。

 

治療について

治療目標とする値は人によって異なります。冠動脈疾患(心筋梗塞や狭心症)の既往の有無、糖尿病、慢性腎臓病、非心原生脳梗塞、末梢動脈疾患の有無、危険因子(性別、年齢、高血圧、耐糖能異常、喫煙、冠動脈疾患の家族歴、低HDLコレステロール血症の有無)の数により管理目標値が設定されます。
治療は食事療法、運動療法、薬物療法の3つが中心です。

食事療法

肥満傾向にある場合は減量することでコレステロール値の改善が期待できます。
動物性脂肪の取りすぎに注意し青魚、緑黄色野菜、大豆製品を取るようにしましょう。
ビタミンA・C・Eや抗酸化物質(カロテノイド・ポリフェノール)を含む食品を取るようにしましょう。

運動療法

中強度以上の有酸素運動を毎日30分以上続けることが良いとされています。
一度に30分が難しければ10分を3回でも構いません。
毎日が難しければ少なくとも週3日は行いましょう。
有酸素運動により中性脂肪が低下しHDL(善玉)コレステロールが上昇する効果が期待できます。
全く運動する習慣がない方は少しずつでもできる範囲から始めてみましょう。
※中強度の運動:早歩き、サイクリング、水泳、スロージョギングなど

薬物療法

食事療法、運動療法により生活習慣を改善しそれでも目標値に達しない場合は薬物療法を検討します。
心筋梗塞の既往があったり、糖尿病で治療中であるなど厳格なコントロールが必要な方や家族性高コレステロール血症の方などでは診断時より薬物療法を開始することがあります。

 

脂質異常症があると脳卒中や心筋梗塞といった動脈硬化性疾患のリスクが高くなります。自覚症状がなく動脈硬化が進行しますので、健康診断などで脂質の異常を指摘された場合は放置せずご相談ください。
それぞれの方に合った長く続けられる治療法を一緒に考えたいと思います。

 

高尿酸血症/痛風

内科

血液の尿酸値が7.0mg/dL以上で高尿酸血症と診断します。
尿酸値が高いだけでは自覚症状はありませんが結晶となった尿酸が関節にたまって炎症を引き起こすと強い痛みが生じます。 風が患部にあたるだけで強い痛みが起こることから「痛風」と言われています。
他にも尿酸値が高い状態が続いていると腎臓病(痛風腎)になったり、尿路結石の原因となるので生活習慣を見直して尿酸値を下げる必要があります。

 

治療について

薬物治療には痛風発作が起きた時の治療と尿酸値を低下させる治療があります。
痛風発作時に尿酸値を下げると症状が強くなったり、長引くことがありますので発作が治まってから尿酸値を低下させる薬を使用します。
痛風の予防のためには生活習慣の改善が最も大切です。

 

糖尿病

人間の身体のエネルギーであるブドウ糖の血液中の値(血糖値)が高い状態が続き、全身に様々な合併症を引き起こすのが糖尿病です。血糖値は体内のインスリンというホルモンにより調節されていますが、インスリンの分泌が低下していたりインスリンに対する反応が低下することで高血糖を引き起こします。
糖尿病の初期では自覚症状がありませんが、高血糖の状態が長期に及ぶと全身の血管が障害され3大合併症と言われる網膜症や腎症、末梢神経障害を発症したり、脳卒中や心筋梗塞といった致命的となり得る病気のリスクが高まります。
糖尿病は2型糖尿病と2型糖尿病、その他の特定の機序・疾患による糖尿病、妊娠糖尿病の大きく4つに分けられます。生活習慣が関与する2型糖尿病は糖尿病全体の約95%を占めますが1型糖尿病の中には緩徐進行2型糖尿病(SPIDDM)という一見すると2型糖尿病と区別がつきにくい病型が存在します。治療内容が異なりますのでSPIDDMと2型糖尿病の鑑別が重要です。

 

治療について

糖尿病治療の目標は血糖をコントロールすることで合併症を起こさずに糖尿病がない人と同じように寿命を全うすることです。運動療法、食事療法を基本とし必要に応じて薬物療法を行います。
糖尿病と診断されたら放置せず、生活の質を低下させないために治療に取り組むことが大切です。
生活習慣病は一人の患者さんが複数の病気を持っていることは珍しくありません。
慢性疾患なので治るというよりも、病気はあるけれども健康な人と同じように自覚症状がない生活を送れるように治療に取り組むことが大切だと考えています。

 

貧血

貧血とは貧血は血液中の赤血球やヘモグロビンが少なくなった状態です。
赤血球は全身に酸素を運んでいますが、これが少なくなると臓器に十分な酸素を届けることに支障をきたします。そのため倦怠感や疲れやすさ、動悸や息切れといった症状が出現します。
貧血の原因にはいろいろありますが、ヘモグロビンの材料である鉄が体内で不足して起こる鉄欠乏性貧血がもっとも頻度が高くなっています。他には葉酸やビタミンB12といったビタミン不足や消化管出血によるもの、他の病気が原因となって起こる続発性貧血などがあります。
女性は月経があるため貧血となりやすいですが、子宮筋腫などにより過多月経となり貧血を来たすことがあります。貧血がみられた場合には原因を調べて治療を行うことが大切です。

鉄欠乏性貧血について

鉄剤の内服による治療を行います。内服開始後ヘモグロビンは6~8週間で正常化します。フェリチンという貯蔵鉄が基準値内に回復するまでの約6か月間は内服を続けることが望ましいです。薬を中止すると再び貧血になることがあるのでその後も経過をみる必要があります。

骨粗しょう症

骨粗しょう症は骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。
骨は絶えず作られ、壊されることで維持されていますがこのバランスが崩れることで骨がスカスカになっていきます。加齢による変化や女性ホルモンが骨の新陳代謝に関わっているため閉経後の女性に多くみられます。骨粗しょう症だけでは症状はありませんが、通常であれば骨折しない程度の転倒で骨折しやすくなります。骨折する部位としては脊椎の圧迫骨折や手首の骨折、大腿骨の骨折などがあります。
大腿骨の骨折をきっかけとして「寝たきり」になってしまうことも多いので健康寿命を保つためにも骨粗しょう症の有無の確認や治療が大切です。
特に40歳以上の女性は定期的に骨密度検査を受けることをお勧めします。

検査について

当クリニックでは骨密度測定が可能です。
左手を標準物質(アルミスケール)とともにレントゲン撮影し第二中手骨の皮質骨と標準物質の陰影度を比較して骨密度を計算します。
被曝が少なく簡単な検査ですぐに結果が分かります。

骨粗しょう症の診断は若年成人(20~44歳)の骨量の平均値(YAM)との比較で行います。
脆弱性骨折があり骨密度がYAMの80%未満
脆弱性骨折がなく骨密度がYAMの70%以下 の場合に骨粗しょう症と診断されます。
※脆弱性骨折:わずかな外力で生じる骨折

治療について

骨密度の低下を抑えて骨折を防ぐことが治療の目的です。
薬物療法が中心となりますが食事療法、運動療法も一緒に行うことが大切です。