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かんたけ内科クリニック|内科、呼吸器内科、アレルギー科

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-38 
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043-275-0000

呼吸器内科

Pulmonology

かんたけ内科クリニック|内科、呼吸器内科、アレルギー科

呼吸器内科

呼吸器内科

気管支・肺に関わる病気を扱うのが呼吸器内科です。
疾患は肺炎、気管支炎、結核といった感染症や気管支喘息などのアレルギー疾患、肺癌などの悪性腫瘍まで多岐にわたります。

 

呼吸器内科の主な疾患

このような症状がある場合はご相談ください

・咳が続いている

・痰がよくでる

・息苦しい、息切れがする

・胸が痛い

・痰に血が混じる、喀血した

・いびきをかいていると言われる、日中の眠気がある

・タバコをやめたいがやめられない など

 

長引く咳

呼吸器内科

咳嗽(がいそう)は持続する期間によって

  • 3週間まで→急性咳嗽
  • 3~8週まで→遷延性咳嗽
  • 8週以上→慢性咳嗽

と分類されています。期間が短ければかぜ・気管支炎や感染後咳嗽と呼ばれる感染に関係したものの可能性が高く期間が長くなるほど感染症以外の原因による咳嗽が増えます。
遷延性・慢性咳嗽では咳喘息や副鼻腔気管支症候群、GERD、アトピー咳嗽、喉頭アレルギー、COPD、薬剤性、心因性などの可能性が考えられます。
発症して数日であれば様子をみて良いと思いますが、2、3週間続くような場合はご相談ください。また毎年ある季節になると咳がでるといった場合はアレルギーなどの可能性があるのでこのような場合もご相談ください。

気管支喘息

空気の通り道である気管支が狭くなりヒューヒュー、ゼイゼイと呼吸が苦しくなる発作を繰り返す病気です。慢性的な気管支の炎症があると言われています。息苦しさはないものの咳が続く咳喘息も気管支喘息のひとつです。喘鳴が顕著である典型的な症状をきたすケースから気道狭窄が軽いもの、咳だけを呈するもの、COPD合併するものなど症状は多彩です。
いずれにしても発作を繰り返していると治りづらくなるので発作を起こさないように治療を行うことが大切です。

治療について

吸入ステロイド薬による抗炎症療法が治療の中心です。症状に応じて気管支を拡げて呼吸を楽にする気管支拡張薬も使用します。

COPD

呼吸器内科

主に喫煙者に発症する慢性呼吸器疾患です。以前は慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれていました。
初期は無症状であったり軽い咳や痰だけですが進行すると労作時の息切れが目立つようになります。
さらに進行すると安静時でも息切れがみられます。
呼吸機能検査を行うことで診断が可能です。

治療について

COPDと診断された時にまず第一に行うのは禁煙です。喫煙を続けているとどんどんCOPDが進行してしまいます。治療は薬物療法と非薬物療法を併用して行います。COPDによる呼吸不全が進行した場合には在宅酸素療法(※)の適応となります。

※在宅酸素療法:呼吸不全があり身体に必要な酸素を取り込むことができない時に、酸素を吸入する治療が酸素療法です。酸素濃縮器や酸素ボンベを用いて自宅や外出先でも酸素療法を行うことができます。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

いびきを伴うことが多く睡眠中に呼吸が浅くなる、呼吸が完全に止まるといった症状を呈する病気です。
男性で4%、女性で2~3%にこ疾患があるという報告があります。
起床時の頭痛、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下、作業効率の低下といった症状がみられることがあります。
ご家族からいびきや無呼吸を指摘されて受診される方も多いです。
睡眠1時間あたり無呼吸・低呼吸が何回起こるかという指標(AHI)が5以上であり上記のような症状があればSASと診断されます。AHI 5~15を軽症、15~30を中等症、30以上を重症としています。

検査について

簡易検査でAHIが40以上であればCPAP療法の保険適応となります。
より正確な検査が必要な場合には他院へご紹介し入院の上精密検査を行うことがあります。
簡易検査は検査機器を郵送しますので自宅で検査が可能です。

治療について

・CPAP(持続陽圧呼吸)療法

マスク型の人工呼吸器を装着し圧力をかけた空気を送ることで気道の閉塞を防ぎます。

(CPAP療法は保険診療の対象となるため毎月の受診が必要です)

・OA(オーラル・アプライアンス)療法

下あごが上あごよりも前に出るようなマウスピースを作成します。
装着し固定することで上気道の閉塞を防ぎます。

・減量と生活指導

肥満がある場合は減量することで症状の軽減が期待できます。

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肺結核

呼吸器内科

結核とは結核菌による感染症の総称です。エイズ、マラリアとともに世界三大感染症のひとつです。
結核のうち約8割が肺結核、残りの2割が肺外結核です。
結核菌はどこにでもいるものではなく感染したヒトの体内にだけ存在しています。
発病したヒトが咳をしたときに空気中に結核菌がまき散らされることによりヒトからヒトへ感染が広がります(空気感染、飛沫核感染)。
症状としては倦怠感、易疲労感、発熱、寝汗、体重減少、咳、痰、血痰、喀血などがあります。

検査について

レントゲン検査、CT検査による画像診断、喀痰検査などによる抗酸菌検査を行います。
痰の検査で結核菌が見つかった場合は他の人にうつしてしまう可能性が高いため隔離入院の勧告対象となります。他の人にうつす可能性が低い場合は入院の必要はありません。

治療について

治療は内服薬や注射薬などの抗結核薬を複数使用しますが最低でも半年間、飲み忘れることなく内服する必要があります。途中で治療を中断してしまったり薬を飲んだり飲まなかったりすると結核菌が薬剤に耐性を持ち治療が難しくなってしまうので確実な服薬が必要です。

非結核性抗酸菌症

結核菌以外の抗酸菌(非結核性抗酸菌)が感染して起こる病気です。
非結核性抗酸菌(NTM)は水や土壌などの自然環境に生息しており、菌の種類も150種類以上存在します。ヒトへは環境からの感染が考えられています。結核とは異なりヒトからヒトへの感染はないと考えられており隔離の必要はありません。
主な感染臓器は肺で数年~数十年をかけて病変がゆっくりと進行するのが一般的です。
症状は結核と同様に倦怠感、易疲労感、発熱、寝汗、体重減少、咳、痰、血痰、喀血などです。

検査について

結核菌と同様ですが、痰から2回以上同じ抗酸菌が見つかることが診断には必要です。

治療について

治療期間は長期となることが多く、薬剤による治療開始のタイミングは人により異なります。
抗結核薬や他の最近に対する抗生剤を組み合わせて使用します。

気胸

呼吸器内科

突然胸が痛くなったり痛みで深く息が吸えない、息苦しいといった症状が出現します。
肺に穴があくことで肺の中の空気が胸の中(胸腔)に漏れてしまい肺がしぼんでしまう病気です。
気胸には若いやせ型の男性に多い自然気胸、肺に他の病気があって発症する続発性気胸、転落や交通事故などで起こる外傷性気胸、月経に伴って周期的に起こる月経随伴性気胸などがあります。

検査について

胸部レントゲンを撮影し肺の虚脱が確認されれば気胸と診断されます。肺の虚脱が目立たない場合は胸部CTにより気胸がわかることがあります。

治療について

軽症であれば安静のみで改善する例もありますが、中等症以上であれば胸腔ドレナージによる脱気や手術による治療を行います。入院治療が必要な場合は他の医療機関に紹介いたします。

 

禁煙外来

ニコチン依存症とは

呼吸器内科
血中のニコチン濃度が低下すると不快感を覚え喫煙を繰り返してしまう疾患がニコチン依存症です。
日本における成人の喫煙率は男女ともにゆるやかな減少傾向となっており2018年の統計では男性29.0%、女性8.1%でした。
喫煙者は非喫煙者に比べてがん、肺気腫、心筋梗塞、脳梗塞などになるリスクがとても高くなります。
タバコが身体に悪いとは分かっている、それでもやめられないのはニコチン依存症という病気であり
2006年より禁煙治療は保険診療の対象となっています。ニコチン依存症判定テスト(10点満点)で5点以上であれば「ニコチン依存症」と診断され治療は保険診療の対象となります。
禁煙外来の診療期間は3カ月でそのあいだに5回の診察があります。

治療について

禁煙補助薬を使用します。離脱症状を抑えながら禁煙することができるため、自分の力だけで禁煙する場合と比べて禁煙に成功しやすくなります。処方可能な禁煙補助薬には内服薬、貼付薬があり患者さんに合った薬剤を使用します。
治療を継続するほど禁煙の成功率が高くなるので5回すべて受診できるように頑張りましょう。