WEB受付はこちら

かんたけ内科クリニック|内科、呼吸器内科、アレルギー科

〒261-0014 千葉県千葉市美浜区若葉3-1-38 
幕張ベイパークメディカルセンター 3F
043-275-0000

アレルギー科

Allergy

かんたけ内科クリニック|内科、呼吸器内科、アレルギー科

アレルギー科

免疫は私たちの身体を外界からの病原体や異物から守ってくれるシステムですが免疫が特定の抗原に対して過剰に反応することで引き起こされる有害な反応がアレルギーです。
アレルギー疾患にはじんま疹、花粉症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、食物アレルギーなどがあります。

じんま疹

アレルギー科

じんま疹は急に皮膚の一部が赤く腫れたようになりしばらくすると消えてしまう疾患です。多くの場合はかゆみを伴い、体中のどこにでも現れます。通常であれば数時間以内には消失しますが、なかには半日~1日程度続く場合もあります。発症してから6週以内のものを急性じんま疹、6週以上のものを慢性じんま疹と定義しています。じんま疹の原因は様々であり因果関係が明らかな場合もありますが、長期間にわたって繰り返す場合などは原因が分からないことも多いです。

アレルギー性じんま疹

原因としては以下のようなものがあります。

食べ物

  • 魚介類(サバ、カニ、エビなど)
  • 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
  • 卵・乳製品(牛乳、チーズ、鶏卵など)
  • 穀類(そば、大豆、小麦など)
  • ナッツ類

  • 抗生物質
  • 解熱鎮痛剤 など

物理的刺激

  • 擦過
  • 圧迫
  • 振動
  • 寒冷
  • 温熱
  • 運動
  • 発汗 など

治療について

原因がはっきりしていればそれを避けること(抗原回避)が一番重要ですが疲労やストレスはじんま疹を悪化させることが多いため身体に負担をかけない生活を心がけることが大切です。薬物治療は抗ヒスタミン薬の内服が中心となります。

コリン性じんま疹

慢性じんま疹のひとつで、一時的に体温が高くなることがきっかけで起こると考えられているじんま疹です。疲労、ストレス、運動、入浴、アルコールなどが誘因として挙げられます。20~40代の人に多く、1日のうちで夕方以降に症状が出ることが多いです。抗ヒスタミン薬の内服で症状を緩和します。

アレルギー性鼻炎

鼻炎

アレルギーにより鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状がみられます。
スギやヒノキなどの花粉が原因となってある時期だけ症状が出る季節性アレルギー性鼻炎とハウスダストやダニなどが原因となって季節に関係なく症状が出る通年性アレルギー性鼻炎に大きく分けられます。
花粉症というと春に症状が出る人が多いですが、秋にも別の植物の花粉で花粉症は起こります。
春はスギ・ヒノキが代表的ですが秋はブタクサ・ヨモギなどが原因となります。

治療について

花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因となっている物質を避けることが大切です。
抗アレルギー薬の内服や、点鼻薬、点眼薬により症状を緩和します。
花粉症の場合は花粉の飛散が本格化する約2週間前からの内服が勧められます。

免疫舌下療法について

アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を身体に少しずつ取り入れて慣れさせることで症状を和らげる治療法がアレルゲン免疫療法です。皮下に注射する皮下免疫療法が古くから行われていますが近年は治療薬を舌の下に投与する舌下免疫療法が可能となりました。スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎ではそれぞれのアレルゲンを用いた舌下免疫療法が可能です。

治療開始時期はスギ花粉症が6月~12月、ダニアレルギー性鼻炎は1年を通して開始可能です。
治療期間は3年以上と長期間におよびます。症状の緩和や消失などの効果を期待して行います。
初回のみ院内でくすりを服用して頂き副作用が出ないか観察しますが2回目以降は自宅での服用が可能です。

アナフィラキシー

短時間で急激に現れる全身のアレルギー反応がアナフィラキシーです。アナフィラキシーを引き起こす主な原因として食物(卵・牛乳・小麦・そば・ピーナッツなど)、ハチ毒(スズメバチ、アシナガバチなど)、薬剤(解熱鎮痛剤、抗生物質など)などがあります。動悸、呼吸苦、吐き気、腹痛、皮膚のかゆみやしびれなどの症状が出現しショックになると血圧低下や意識消失など生命を脅かす危険な状態となります。
当院ではアナフィラキシー補助治療剤であるエピペン®注射液の処方が可能です。
エピペンは症状の進行を一時的に緩和しアナフィラキシーショックを防ぐための補助治療剤です。