アレルギー科|かんたけ内科クリニック|海浜幕張の内科・呼吸器内科・アレルギー科

〒261-0014千葉県千葉市美浜区若葉3-1-38 幕張ベイパークメディカルセンター 3F
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アレルギー科

アレルギー科|かんたけ内科クリニック|海浜幕張の内科・呼吸器内科・アレルギー科

アレルギー科について

アレルギー

アレルギー科は花粉症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどに代表されるアレルギー疾患を専門的にみる診療科です。人体には体の成分と違うものが体内に入ってくると、これを異物と捉えて取り除こうとする免疫機能があります。アレルギーはこの際に生じる免疫の過剰反応といえます。例えば、くしゃみは体内に入った異物を取り除くための行為ですが、免疫機能が過剰反応してしまうと、くしゃみが止まらなくなったり、くしゃみだけでなくかゆみも生じたりすることもあります。何をアレルギーに持つかは、遺伝的な要素から後天的な要素まで様々で、種類も無数にあります。

アレルギー科でよくみられる症状

このような症状の方はご相談ください

気管支喘息

  • 発作的に激しく咳き込んだり息苦しくなったりする
  • 「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音がのどから聞こえる
  • 胸に痛みを感じたり、急に動けなくなったりする

花粉症・鼻炎・結膜疾患

  • 鼻水やくしゃみ、体のかゆみ、鼻づまり、頭痛などがある
  • 目のかゆみや充血、涙が出る、目がゴロゴロする、目やにがでる

皮膚疾患

  • 皮膚に赤みと強いかゆみがあるが時間がたつと消える

食物

  • ある特定の食物(牛乳、鶏卵、小麦、大豆、甲殻類、そば、ピーナッツ、魚類、果物、野菜など)を食べると、じんましん、湿疹、嘔吐、下痢、咳、ゼーゼー(喘鳴)などの症状が起こることがある

花粉症や喘息でお悩みの方、何に対するアレルギーかわからずお困りの方などお気軽にご相談ください。

アレルギー科の対象となる主な疾患

当院では血液検査によるアレルギー検査(Viewアレルギー39など)を実施しています。
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)は実施していません。

花粉症(アレルギー性鼻炎・結膜炎)

アレルギーにより鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみといった症状がみられます。
スギやヒノキなどの花粉が原因となってある時期だけ症状が出る季節性アレルギー性鼻炎とハウスダストやダニなどが原因となって季節に関係なく症状が出る通年性アレルギー性鼻炎に大きく分けられます。
花粉症というと春に症状が出る人が多いですが、秋にも別の植物の花粉で花粉症は起こります。
春はスギ・ヒノキが代表的ですが秋はブタクサ・ヨモギなどが原因となります。
花粉やハウスダストなどのアレルギーの原因となっている物質を避けることが大切です。
抗アレルギー薬の内服や、点鼻薬、点眼薬により症状を緩和します。
花粉症の場合は花粉の飛散が本格化する約2週間前からの内服が勧められます。

舌下免疫療法について

アレルギーの原因となる物質(アレルゲン)を身体に少しずつ取り入れて慣れさせることで症状を和らげる治療法がアレルゲン免疫療法です。近年では治療薬を舌の下に投与する舌下免疫療法がおこなわれています。スギ花粉症、ダニアレルギー性鼻炎ではそれぞれのアレルゲンを用いた舌下免疫療法が可能です。治療開始時期はスギ花粉症が6月~12月、ダニアレルギー性鼻炎は1年を通して開始可能です。治療期間は3年以上と長期間におよびます。症状の緩和や消失などの効果を期待して行います。初回のみ院内でくすりを服用していただき副作用が出ないか観察しますが2回目以降は自宅での服用が可能です。

舌下免疫療法を希望される方へ

舌下免疫療法を開始するためにはスギもしくはダニのアレルギーがあることが検査によって判明している必要があります。過去にアレルギー検査などを受けている方は検査結果をお持ちください。検査結果が手元にない、もしくは検査を受けたことがない方は受診時に血液検査を行います。約1週間で結果がわかりますが、アレルギーがあると判明した場合には薬剤を処方し治療を開始いたします。初回の服用は院内で行います。問題がなければ2回目以降は自宅で服用していただきます。

舌下免疫療法については下記のサイトをご参照ください。

食物アレルギー

食物によって、湿疹やじんましん、嘔吐、下痢、咳などの症状が、免疫反応によって引き起こされる病気です。ときに血圧低下や意識障害、呼吸困難など生命を脅かす危険な状態に至ることもあります。三大アレルゲン(アレルギーの原因物質)として、鶏卵、牛乳、小麦が挙げられますが、ほかにも大豆、ソバ、甲殻類、魚卵、ナッツ、ゴマなどがあります。0歳で最も多く認められ、年齢の経過とともに軽快していく傾向があります。食物を食べて症状が出ても免疫が関与していない場合は、食物アレルギーではありません。食物アレルギーはIgE抗体(身体を守る機能を持つ抗体)と食物アレルゲンが反応して症状が現れます。
食物アレルギーは症状や重症度に個人差があり、原因となる食物アレルゲンも人によって異なります。食物アレルギーへの対応としては、アレルゲン診断を受け、最小限の除去を正確に行い、安全を確保しながら必要な栄養を摂取していくことが基本となります。

じんま疹

じんま疹は急に皮膚の一部が赤く腫れたようになりしばらくすると消えてしまう疾患です。多くの場合はかゆみを伴い、体中のどこにでも現れます。通常であれば数時間以内には消失しますが、なかには半日~1日程度続く場合もあります。発症してから6週以内のものを急性じんま疹、6週以上のものを慢性じんま疹と定義しています。じんま疹の原因は様々であり因果関係が明らかな場合もありますが、長期間にわたって繰り返す場合などは原因が分からないことも多いです。原因がはっきりしていればそれを避けること(抗原回避)が一番重要ですが疲労やストレスはじんま疹を悪化させることが多いため身体に負担をかけない生活を心がけることが大切です。薬物治療は抗アレルギー薬の内服が中心となります。

アレルギー性じんま疹

原因としては以下のようなものがあります。

食べ物
  • 魚介類(サバ、カニ、エビなど)
  • 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
  • 卵・乳製品(牛乳、チーズ、鶏卵など)
  • 穀類(そば、大豆、小麦など)
  • ナッツ類
  • 抗生物質
  • 解熱鎮痛剤 など
  • 物理的刺激
  • 擦過
  • 圧迫
  • 振動
  • 寒冷
  • 温熱
  • 運動
  • 発汗 など

コリン性じんま疹

慢性じんま疹のひとつで、一時的に体温が高くなることがきっかけで起こると考えられているじんま疹です。疲労、ストレス、運動、入浴、アルコールなどが誘因として挙げられます。20~40代の人に多く、1日のうちで夕方以降に症状が出ることが多いです。抗ヒスタミン薬の内服で症状を緩和します。

アナフィラキシー

短時間で急激に現れる全身のアレルギー反応がアナフィラキシーです。アナフィラキシーを引き起こす主な原因として食物(卵・牛乳・小麦・そば・ピーナッツなど)、ハチ毒(スズメバチ、アシナガバチなど)、薬剤(解熱鎮痛剤、抗生物質など)などがあります。動悸、呼吸苦、吐き気、腹痛、皮膚のかゆみやしびれなどの症状が出現しショックになると血圧低下や意識消失など生命を脅かす危険な状態となります。
当院ではアナフィラキシー補助治療剤であるエピペン®注射液の処方が可能です。
エピペンは症状の進行を一時的に緩和しアナフィラキシーショックを防ぐための補助治療剤です。
エピペンについては下記のサイトをご参照ください。

気管支喘息

気管支喘息は一般的に「ぜんそく」と呼ばれています。気道(口や鼻から肺につながる空気の通り道)に慢性的な炎症が生じ、気道が狭くなりヒューヒュー、ゼイゼイと呼吸が苦しくなる病気です。夜間や早朝に発作が出やすいという特徴があり、時に重篤な喘息発作を起こし入院治療が必要になることもあります。原因としてはダニやハウスダスト、ペットの毛、カビなどのアレルギーによることが多いとされていますが、原因物質が特定できないこともあります。
治療としては吸入ステロイド薬による抗炎症療法が中心であり、症状に応じて気道を拡げて呼吸を楽にする気管支拡張薬も使用します。
症状が落ち着いても治療を中断せず発作が起きていない状態を維持することが大切です。
正しく薬を使用していても症状が安定しない重症ぜんそくの方には生物学的製剤と呼ばれる薬も使用されています。

アトピー性皮膚炎

【アトピー性皮膚炎の治療については他院皮膚科での受診をお願いしています】

原因としては、皮膚のバリア機能の低下、アトピー素因(アレルギー体質)、心理的要因の3つが重なって起きると考えられています。目や耳の周り、首、ひじやひざのくぼみなどに、かゆみを伴う湿疹が繰り返し起こります。かき壊しが続くと発疹が拡大し、ひどくなります。花粉症や食物アレルギーとは異なり、アレルゲンがあるから発症するわけではなく、皮膚の弱い体質、皮膚のバリア機構が不十分な人に発症することが多い病気です。
治療は、バリアの機能を補うためのスキンケア、皮膚の炎症を抑えるためのステロイド外用薬やタクロリムス外用薬、かゆみを軽減させる抗ヒスタミン薬内服、かゆみを悪化させないため環境整備や対策が基本となります。とくに乾燥する秋から冬は、たっぷり保湿をするようにしましょう。また、ストレスや疲労をきっかけに悪化することが知られていますので、これらをため込まないように注意しましょう。

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